JdbcRunner 1.3リリース(データベース負荷テストツール)

かなり昔に紹介したJdbcRunnerを、7年ぶりに更新しました。JdbcRunnerは各種データベースを対象とした負荷テストツールで、スクリプトトランザクションを定義して多重実行し、スループットとレスポンスタイムを測定することができます。レスポンスタイムはきれいにグラフ化もできます。

Oracle Database 18c、MySQL 8.0、PostgreSQL 10といった現行バージョンへの追従がメインです。Oracle Database 18cとPostgreSQL 10は昔のままでも動いたのですが、MySQL 8.0に接続するためにConnector/J 8.0が推奨されていて、Connector/J 8.0を動かすためにはJava SE 8が必須で…、という状況でしたので諸々更新しておきました。また、いくつか細かな不具合も修正しています。

大きく手を入れる機会があればJavaScriptエンジンをMozilla Rhinoからより高速なNashornに入れ替えたかったのですが、意外と非互換があるのと、残念ながらNashornがDuplicatedになってしまうとのことで、見送ることにしました。

このツールを最初に作っていたときはWindows XPEclipse 3.4を使って、ソースコード自宅サーバSubversionで管理していました。それからWindowsは4バージョン、Eclipseは9バージョン上がり、ソースコードGitHubに移行し、動作確認用のRDBMSはDockerで動かすようになり、あと最近4Kのモニタを導入しまして(^^;、だいぶ快適になりました。私は普段あまりプログラミングをしていないので何かしようとするたびに開発環境から作り直しているような状態ですが、今後もバージョンアップ追従は続けていこうと思います。